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遺言の持つ意味と作成する方法【相続問題】

2020年4月7日

これまでに相続事件110件以上を解決しております,新宿・青梅の弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

相続の問題は,揉めるとどこまでも悪化して凄まじい険悪さを持つ場合もあるので,できるだけ早く解決することが肝要です。

 

1 争族!?

相続人間で戦うことになってしまった相続を,「争う」に家族の「族」で「争族」などと言ったりします。
この争族にならないようにするには,まず遺言を作成することが考えられます。

なお,法律の世界では「遺言」と書いて「いごん」と読みます。

亡くなる方,被相続人というのですが,その方自身に遺言を作成してもらうことになります。
相続の事件をやっていると,遺言が作成さえされていればここまで揉めることもなかったのに,と思うことばかりです。

 

2 遺言を作成するにはどうしたら良いか?

遺言は,当然ですが,被相続人しか作成することはできません。
被相続人の方が自分で作成することを決断される場合は問題なく行われます。

一方,被相続人の方が自分で書くのを躊躇される場合もあると思います。自分の死後の話なので,縁起でもないと考えるのは無理からぬことです。
相続人候補者の方から遺言書を作成して欲しいと言うのは,立場からすると難しいですよね。

このような場合には,争う「争族」になると親族関係が崩壊して時間もお金もかかって,一族みんな本当に悲惨なことになるということをじっくりお話するしかないと思われます。

 

3 付言事項

遺言の最後に「付言事項」と言われる,被相続人の思いをつづる部分を入れる場合があります。というか,多いです。
生前,特定の誰かに世話になったからその人の相続分を多くする,相続人みんなが力を合わせて家を守ってもらうようにこのように分けた,等の文章があることによって,思いが伝わり,その後の争いを抑える効果があります。

 

4 遺言の種類

遺言には,普通に被相続人が自分で書く形式の「自筆証書遺言」(民法968条),公証役場というところで公式に作成してもらう「公正証書遺言」(民法969条),秘密裏に行う「秘密証書遺言」(民法970条)という形式があります。

また,特別なものとして,被相続人が手を動かせないような症状等,遺言を書けない状態に陥った場合に作成する「死亡危急時遺言」(民法976条)というものがあります。

おのおのの遺言について,次で説明します。

 

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