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【自動運転の交通事故はどうなる?】自動運転レベル1~5について

交通事故事件を540件以上解決している,新宿・青梅・あきる野の弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

自動運転にもレベルが1から5まであることをご存じでしょうか?
レベル2とレベル3の間には大きな壁があるようです。

自動運転の際の交通事故はどのようになっていくかについてお話する前提として,まずはこの「レベル」についてお話していきます。

1 各レベルについて

レベル1

まず,自動運転の初期段階では,自動車の前後について車間距離を保つようにスピードを調整したり,前の車にぶつかりそうになるとブレーキがかかったりして,自動車の前後の安全を支援してくれるシステム(ここでは「前後のシステム」といいます。)と,左右について車線を逸脱しないようハンドルが自動で動く等調整して,自動車の左右の安全を支援してくれるシステム(ここでは「左右のシステム」といいます。とが考えられます。

レベル1とは,この前後のシステムか左右のシステム,いずれかが搭載されている車を言います。

レベル2

レベル2とは,前後のシステムと左右のシステムが連携して作動する車を言います。

前の車に近づいたときは勝手に減速や停車をしてくれる,ウインカーを出さずに車線を越えたときは「ピピピピ」と音が鳴ってハンドルが動く等を同時にする車がこれにあたるのでしょう。

既に日本でも結構ありますね。

このレベル2までは,実際には,運転者の運転が求められるので,「自動運転」というよりは「支援運転」というのがふさわしいようです

このレベル2が,従来日本の公道で使用を認められていた技術でした。

 

レベル3

レベル3とは,高速道路等の特定の場所で,簡単に言うと手を離しても運転できるような自動運転形態です。

レベル3は,緊急時には人の手で制御がなされる状態にあることが必須であるようです。
すなわち,ドライバー席に座っている必要があります。

このレベルになると「運転支援」ではなく「自動運転」なので,交通事故があった際にドライバーの責任か,自動運転システムの責任か等,いろいろな問題が生じます。

2020年4月施行からの改正法で,ドライバーの「運転」の定義に自動運行装置による者を含むとしたこと(道交法2条1項17号「自動運行装置を使用する場合を含む」とした),どのようなものが自動運行装置というかが規定される等(道交法2条1項13号の2,道路運送車両法41条1項20号。条文を要約すると「自動車の操縦に関する認知・予測・判断・操作の全部を代替する機能」(レベル3)と「作動状態のデータを記録する機能」を持つ装置),徐々に法整備がなされています。

このことにより,レベル3の自動運転も一応できるようになっていると言えますが,何かあった場合の種々の問題がまだわからないとも言えます。

国及び自動車関連企業は,2020年内にレベル3を完全使用できることを目指しているようです。

 

レベル4

レベル4では,高速道路等特定の場所においては,緊急時でも自動運転システムに委ねられます。

レベル4においては,乗車している者が運転体制をとらなくて良いと言えます。

レベル5

レベル5では,特定の場所に限らず,あらゆる状況で自動運転となります。

自動車は,日常の生活の場と変わらないようなものになることが考えられます。

本当に漫画等にある近未来の世界ですね。

 

 

2 まとめ

以上述べてきたように,現状,日本ではレベル2まで来ています。
レベル3の導入途中という段階です。

世界でも多少の差はあるが,同じような状況になるようです。

レベル2までは「運転支援」だったので,ついに名実共に「自動運転」の領域に入ってきたということです。

しかし,アメリカ等では,自動運転の交通死亡事故なども発生しており,今後の動向が気になるところです。

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